9月に入っても、初旬はまだ猛暑が続き、鳥たちの姿もまばらでした。手賀沼周辺での観察も、厳しい暑さの中ではなかなか進みませんでした。
8月から9月初旬にかけてよく見かけたのは、葦原を飛び回り若いツバメたちでした。たっぷり餌を食べ、飛ぶ訓練を体力をつけ、徐々に南へ渡っていったようです。下旬になる頃にはほとんど姿を見なくなりました。ツバメの渡りを見るたびに、季節の移ろいを実感します。
かわりにコガモがカモ類の先陣をきって姿をあらわしました。
中旬になると、ようやく暑さが少しずつ和らいできたので、手賀沼の周りを歩く機会が増えてきました。散歩中、ゴイサギの若鳥(ササゴイ)を見つけたポイントがあります。そこではいつもゴイサギが姿を現し、ひっそりと過ごしている様子が見られました。

さらに、カワセミの姿もよく見かけるようになってきました。ただ、残念ながら被写体までの距離が遠かったり、光の条件が悪かったりして、なかなか満足のいく写真は撮れませんで。それでも、美しい青い羽を輝かせるカワセミの姿はいつ見てもあきません。
9月下旬になると、ようやく涼しくなってきたものの、曇りがちな天気が続き、写真を撮るには少し厳しいコンディションが続きました。10月には、秋晴れが続くことを期待します。


