1月のとり散歩_2025

1月4日 涸沼・和田公園(稲敷)にて

新年の探鳥はじめは、レンタルしたM.ZUIKOのサンヨンをOM-1に取り付け、涸沼に向かった。まず網掛公園に。到着早々、目の前にモズくんのお迎え。湖面のカモ類は少なかったが、スズガモを見つける。手賀沼では見たことがないが、ここでは普通にみられるカモのようだ。岸辺を歩いていると、少し離れた木の上に猛禽類の後ろ姿が、よく見るとノスリだった。飛び立つ気配はないので、止まっている姿を写真に収める。その後、こちらの近づく気配に驚いたのか、オオバンの群れがこちらに向かって飛びたった。その姿をうまい具合に激写。トビはどこでもおなじみだが、すぐ近くでまで飛んできた。
だんだんと風が強くなったので、水鳥公園へ移動したが、ここでさらに風が強まったので、反対岸の自然公園に向かうも、閉園。その先の親沢公園に向かう。
親沢公園では、目の前の草むらにノスリが、またミサゴが頭上近くを飛びまわっていたので、カメラに収める。チュウヒなども見たかったが残念ながらまたの機会にということで。

帰り道の途中、稲敷の和田公園に寄ってみた。3時近くの時間帯だったが、鳥の影は多く、次回はここでじっくり観察してみようと思う。

どの程度の写りなのか気になっていたサンヨンだが、確かに違いはある。特にJPEG撮って出しの画像と、離れた場所の写りは確かに違うと感じる。1か月のレンタルなので、もう少し使って、今後の機材の参考にしたい。

1月5・6日 手賀沼

この冬は鳥の姿が少なく感じるが、年を越しても相変わらずなようだ。定番の鳥はそこそこ見られるが、小鳥類がなかなか見つからない。芦原を横切る影はあるのだが、すぐに隠れてしまいカメラに収めることができない。
6日は曇り空だったが、下手賀近くのコブハクチョウのコロニーにオオハクチョウとコハクチョウの姿を見つける。いつもいるわけではないようなので、もしかしたら本埜村の飛来地から飛んできているのかもしれない。

1月13日・18日 手賀沼

1月中旬になっても鳥の姿は相変わらず少な目だ。例年であれば、手賀沼周辺は冬鳥や留鳥でにぎわう時期だが、今年はどこか静かな印象を受ける。
芦原に目を向けると、小鳥たちがちらりと姿を見せるものの、飛び出してもすぐに隠れてしまう。そのため、種類を特定するのが難しい。しかし、アオジは数が増えてきた気がする。特徴的な緑がかった体色が目を引き、何度か撮影のチャンスが訪れた。

1月20日 稲敷

この日は、茨城県稲敷市にある浮島湿原とオオヒシクイの飛来地を訪ねた。浮島湿原は広大な芦原が広がり、多くの鳥たちが生息しているようだ。しかし、鳥たちは目の前をさっと飛び去ったり、すぐに草陰に隠れてしまうため、種類を特定するのは難しかった。霞ヶ浦の湖面では、カモ類の姿がほとんど見られなかった。
その後、オオヒシクイの飛来地に向かう。昼近くに到着したためか、オオヒシクイたちは田んぼの影で羽を休めている様子で、その姿をしっかり観察することはできなかった。
近くの田の周辺を散策し、少し離れた場所にタゲリを見つけた。やや距離があったが、特徴的な羽の輝きが美しく、カメラに収めることができた。また、観察小屋の横を流れる川には、ミコアイサらしき姿を見つけた。ただ、残念ながら「パンダ柄」のオスの姿はなく、少し寂しさを感じながらも冬らしい風景を楽しんだ。